冬のお花の代表格、シクラメン。

11月の誕生花、シクラメン。シクラメンといえば布施明、昭和感満載ですが・・・・。とにかく、生産量もトップクラスの、鉢植え代表格のシクラメンさま。花の少ない冬にたくさんの花を咲かせてくれるので、冬に人気の球根植物なのです。うちの家にもいっぱいあったな〜懐かしや。

 

 

シクラメンの花言葉は、「はにかみ」。

シクラメンの花言葉は「遠慮」、「気後れ」、「内気」、「はにかみ」と、一歩引いたような、奥ゆかし〜い感じの花言葉がついています。

昔、イスラエルのソロモン王が花のデザインをあしらったを王冠を作ろうとしてあらゆる花たちにお願いをするも、花たちに嫌だね、とことごとく断られてしまってしょんぼり。そんな時に、まあ元気をだしなよ、と言ってくれたのがシクラメンちゃん。「私の形を使っていいわよ、」と言ったものの、恥ずかしさで顔をあげることができず、その時からうつむいて咲くようになった、という伝説から花言葉がつけられたそうです。なんて可愛いシクラメンちゃん!

 

惚れてまうやろ〜〜〜

 

 

そんな恥ずかしがり屋のシクラメンちゃんも、色によって多少意味が変わってきます。白=清純、思いやり、ピンク=憧れ、赤=嫉妬、という感じ。純粋だった少女時代が白色だとしましょう。淡い期待や希望をもち、恋愛に憧れを抱く時期がピンク、やがて失恋やら裏切りやらを経験し、人間関係が複雑になるにつれ、憧れから嫉妬に変化してゆく。ピンク色から濃い赤色へと変化する過程はなんだか想像つきますよね・・・。でも、憧れようが、嫉妬しようが、本来は恥ずかしがり屋の可愛い子なんですよ、この子ったら!

 

 

別名 ブタノマンジュウ・・・・

 

で、こんなに可愛い綺麗なお花なのに、別名ブタノマンジュウってなんでやねんっ!誰だこんな別名つけたやつ。でてこいや〜というわけで、調べてみました。

 

犯人は、、、

 

「豚」でした。

 

イギリス植物の父」と呼ばれた博物学者のウィリアム・ターナーが庭に放し飼いにしていたブタがシクラメンの根茎を掘り出してよく食べていたことから「sow bread」(ブタのパン)と名づけ、それが日本に伝わり、日本の植物学者が「豚の饅頭」とそのまま訳してしまったからだそうな。なんてこったい。

 

もう一つ、和名は「篝火花(かがりびばな)」。こちらは、反り返った花弁の形が篝火に似ていることから名付けられたそう。こっちはまともでよかった。

 

 

そんなシクラメンちゃん。気の毒な別名を付けられても、綺麗な花をたくさんつけて私たちを癒してくれます。やっぱり健気。

 

今は白や赤、ピンクの他にも、紫色も多く見かけます。個人的には紫色が好みです。

 

こんな感じ。気品と高級感がありまっせ。

 

で、気になる紫色の花言葉。まあ、紫色にもなると、赤の嫉妬を通り越してさあどうなるか、諦め?嫉妬をする気力も失せるのでしょうか??

 

 

答え。

 

紫色のシクラメンの花言葉は、ずばり、

 

「絆」。

 

絆キターーーーー。

 

 

そうきたか。なんだか人間の成長を表しているようですよね。しかも、正しく成長している、すばらしい。「絆」なんて、人として全くもって修行が足りない私にはそれはもう想像がつきませんでした。なので、今年の冬はシクラメンを飾って、謙虚に頑張りたいと思います。反省・・・・