1月1日の誕生花、「福寿草」

さて、しばらく更新しておりませんでしてすみませんです。生活の中に自然の美を取り入れることで、毎日の暮らしがちょっとだけ豊かになれば、と、月のお花をピックアップして紹介していこうと思います。そんな1月は、「福寿草」から。

 

 

福寿草の花言葉は、「幸せを招く」。

いや〜、めっちゃ良い花言葉じゃないですか!福寿草って言う言葉も縁起が良い。旧暦の正月頃、金色に輝く花を咲かせることから「ショウガツソウ」と呼ばれていたこともあり、そこから、別名「元日草」、1月1日の花として知られるようになったのです。新年のお祝いに飾るのにぴったりのお花なんです。

 

 

 

陽の光が当たると開いて、暗くなると閉じる、昼型派。

 

そうなんです、この子。日光が当たると開いて、日が沈むと閉じちゃうんです。まあ、日光ではなく、温度を感知して花の開閉を決めていらっしゃるようですが、それらは送粉昆虫の行動に関係していると言われています。子孫を残すために頑張っているんですよね。偉い!

 

春が近づくと、土の中からひょっこり顔をだし、やがて3〜4cmの可愛い黄色い花を咲かせます。神々しい黄色!

 

<育て方>

秋ごろ、苗を買ってきて、鉢植えや地植えで育てます。でも、結構根が張るので、地植えがおすすめ。庭に大きめに穴を掘って、ポットから出して根をよく広げて植えてあげると良いですよ。水やりは土の表面が乾燥してきたら、たっぷりと与えてあげましょう。ただし、花に水がかからないよう注意!開いたり閉じたりするもんで、繊細なんですよこのこ。

 

さてさて、そんな福寿草ちゃん。

実は、毒性が強いんです。

 

 

う〜〜〜〜、わお。

あんなに可愛いのに、ど、ど、ど、どく。

 

福寿草は、フキノトウやシャクなどの山菜に間違われやすい植物なんだそうです。葉っぱも、なんとなくよもぎとかに似てますよね。

 

「毒成分は強心配糖体のシマリンやアドニトキシン。おう吐、呼吸困難、心臓麻痺など。死亡することもあります。」

by 東京都福祉保健局

 

毒、怖い!昔、知人の山でキャンプをした時、見るからに美味しそうなキノコを見つけて焼いて食おうや〜とか盛り上がっていたら、知らないおばちゃんに毒キノコやで、と教えられ、うっかり死ぬところでした。

 

まあとにかく、可愛いのに閉じたり開いたり、おまけに毒まで持っているなんて、面白いお花ですよね。クセが強い!